よくある質問 ・ クロメート・後処理
エッジ(角)だけ錆びます。処理を変えるべきですか
結論
処理を変える前に、まずエッジの形状を疑ってください。鋭い角は皮膜が薄くなりやすく、そこから錆びます。面取りやバリ取りで改善することが多く、それでも足りなければ、シーラー追加や亜鉛ニッケルなど耐食性の高い処理へ切り替えます。
鋭い角は皮膜が薄くなる
めっきでも塗装でも、鋭いエッジ(角)は皮膜が薄くなりやすい場所です。電気めっきでは電流が角に集中して一見厚く付きますが、切り立った稜線の頂点は逆に付きにくく、塗装では表面張力で角から塗料が引けて薄くなります。皮膜が薄い=防錆が弱い、なので角から錆びます。
全面ではなくエッジだけ錆びるなら、処理そのものより形状に原因があるサインです。まずそこを疑います。
面取り・バリ取りで改善することが多い
鋭い角を面取り(R付けや糸面取り)すると、皮膜が乗りやすくなり、エッジの錆びは大きく改善します。打ち抜きやレーザー切断のバリ、ダレも、皮膜が付きにくい起点になるため、バリ取りも効きます。
設計側でエッジを丸められるなら、処理を変えるより確実で安価なことが多いです。処理先に「エッジが錆びる」と伝えると、形状側の改善を提案されることがあります。
形状で解決しないなら処理を上げる
面取りしても足りない、あるいは形状を変えられない場合は、耐食性の高い処理へ切り替えます。三価クロメートならシーラーを追加する、亜鉛めっき自体を亜鉛ニッケルめっきに変える、といった選択肢です。
順番として、まず形状(面取り・バリ取り)、次に処理の強化、と進めるとコストを抑えられます。いきなり高い処理に変える前に、エッジの形状を確認してください。
確認ポイント
相談・判断の前に見ておくこと
✓
錆びているのはエッジ・角だけか、全面か
✓
面取り・バリ取りで角を丸められるか
✓
形状で解決しない場合、シーラー追加や亜鉛ニッケルを検討したか
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