よくある質問 ・ 表面処理の基礎
ブラストとショットピーニングは同じですか
結論
似た装置を使いますが目的が違います。ブラストは表面を削って粗くする・清浄にする・梨地にするための処理、ショットピーニングは表面を叩いて圧縮の残留応力を与え、疲労強度を上げるための処理です。狙いが違うので、指示するときは目的を伝えます。
削るブラスト、叩くショットピーニング
ブラストは、砂や金属粒などを吹き付けて、表面のスケールや錆を落とす、塗装の下地として粗くする、梨地の外観にする、といった目的で使います。表面を削って整えるのが狙いです。
ショットピーニングは、丸い粒を高速で叩きつけて、表面に圧縮の残留応力を与えます。これにより、繰り返し荷重に対する疲労強度が上がります。ばねや歯車、シャフトなど、疲労が問題になる部品に使われます。削るのではなく、叩いて強くするのが狙いです。
目的で指示する
装置や粒を吹き付ける点は似ていますが、目的が「表面を整える(ブラスト)」のか「疲労強度を上げる(ショットピーニング)」のかで、条件も管理も変わります。ショットピーニングは、与える応力の管理(アークハイトなど)が品質を左右します。
指示するときは、清浄・粗面化・外観が目的ならブラスト、疲労強度が目的ならショットピーニング、と目的を明確に伝えます。両者を混同すると、狙った効果が得られません。
確認ポイント
相談・判断の前に見ておくこと
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目的は表面の清浄・粗面化・外観か、疲労強度か
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ショットピーニングなら応力の管理基準はあるか
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処理後の面粗さや外観の要求
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