よくある質問 ・ 電気亜鉛めっき
ベーキングをすれば水素脆性は必ず防げますか
結論
確実にゼロにできる保証はありません。ベーキングは侵入した水素を追い出して脆化のリスクを大きく下げる処理ですが、めっき後どれだけ早く・適切な条件で行えたか、部品の強度や形状によって効果は変わります。リスクを下げる対策であって、絶対の保証ではありません。
ベーキングはリスクを下げる処理
電気めっきで鋼の内部に入り込んだ水素は、加熱(ベーキング)で拡散させて抜くことができます。これにより水素脆性のリスクは大きく下がります。ただし、内部の水素を完全にゼロにできると言い切れるものではなく、あくまでリスクを実用上問題ないレベルまで下げる処理です。
効果は条件に左右されます。めっき後できるだけ早く(水素が拡散して割れる前に)、適切な温度と時間で行うほど効きます。時間が空くと、ベーキング前に割れが進むこともあります。
確実性を上げるには設計側でも手を打つ
強度が非常に高い部品や、割れると危険な部品では、ベーキングに頼りきらず、水素の入りにくい処理(溶融亜鉛めっきや機械的な亜鉛皮膜、塗装系)を選ぶ、強度区分を見直す、といった対策も検討します。
図面に材質・強度区分を明記し、ベーキングの条件(温度・時間・めっき後の実施時間)まで指定できれば、処理先が確実な段取りを組めます。重要保安部品では、この管理を明確にしておくことが大切です。
確認ポイント
相談・判断の前に見ておくこと
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めっき後、早くベーキングに入れる段取りか
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割れると危険な重要部品か(別処理も検討するか)
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ベーキング条件を図面で指定しているか
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