よくある質問 ・ 電気亜鉛めっき

電気亜鉛めっきだけでは錆びますか

結論

後処理(クロメート)なしの亜鉛めっき素地は、短期間で白錆が出ます。亜鉛めっきは通常、クロメートなどの後処理とセットで防錆性を保ちます。めっきしただけの状態で長期の防錆を期待するものではありません。

亜鉛が身代わりに錆びて鉄を守る

電気亜鉛めっきの防錆は、亜鉛が鉄より先に錆びる「犠牲防食」で成り立ちます。傷が付いて鉄が露出しても、周りの亜鉛が先に溶けて鉄を守ります。塗装のように「覆って遮断する」のとは仕組みが違います。

つまり亜鉛は消耗品です。亜鉛そのものが白錆(白い粉状の腐食)になって減っていくため、その進行を抑える後処理が要ります。

後処理が白錆を遅らせる

めっき後にクロメート(三価・六価)などの化成皮膜を付けると、亜鉛表面が安定し、白錆の発生が大きく遅れます。図面で「電気亜鉛めっき、三価クロメート」と後処理まで指定されるのはこのためです。

後処理を省くと、湿気の多い環境では数日〜数週間で白錆が出ることがあります。防錆を求めるなら、めっきと後処理はセットで考えます。

使う環境で必要な防錆は変わる

屋内の乾いた環境で使う部品と、屋外や塩害地域で使う部品では、必要な防錆の強さが違います。後処理の種類、膜厚、さらに上に塗装を重ねるかどうかは、使用環境から決めます。「とりあえず亜鉛めっき」では、環境に足りないことも過剰なこともあります。

確認ポイント

相談・判断の前に見ておくこと

図面に後処理(クロメートの種類)が指定されているか

部品を使う環境(屋内・屋外・塩害・湿潤)

求める防錆期間と、上塗り塗装の要否

詳しく知る

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