見積依頼の進め方

めっき見積に必要な情報チェックリスト

めっき見積は、処理名だけでは判断できません。材質、図面、膜厚、後処理、数量、納期、品質資料を整理してから相談すると、回答の精度が上がります。

チェックリスト

4つに分けると抜け漏れが減る

01

部品情報

  • 材質
  • サイズ・重量
  • 図面有無
  • ねじ・圧入・摺動部
02

処理条件

  • 希望処理
  • 膜厚
  • 後処理
  • マスキング
03

品質条件

  • 外観基準
  • 検査方法
  • 証明書
  • 環境資料
04

取引条件

  • 数量
  • 初回・量産区分
  • 希望納期
  • 現行課題
めっき見積依頼に必要な図面、サンプル、検査資料を机上で整理するイメージ

図面、現物、検査資料を同じ文脈で渡す

見積依頼は処理名だけでは足りません。部品情報、処理条件、品質条件、取引条件を一つのセットとして整理します。

図面写真現物検査書

見積依頼パケットの作り方

情報をバラバラに送るのではなく、図面、写真、現物、検査条件、取引条件を同じ流れで渡します。

見積依頼一式
01

図面

材質、寸法、公差、処理記号、マスキングを確認する。

02

写真・現物

外観面、ねじ部、液だまり、現行品の色調を補足する。

03

品質条件

膜厚、外観基準、検査書、環境資料の要否を分ける。

04

取引条件

数量、初回/量産、納期、支給材、納入形態を伝える。

05

相談論点

処理可否、代替案、現行課題、追加確認を明記する。

必須の情報と、あると早い情報

最低限必要な情報と、あると判断が早い情報

初回問い合わせでは、全てを完璧に揃える必要はありません。ただし「最低限」と「あると助かる情報」を分けると、候補先からの追加質問が具体的になります。

分類最低限必要あると判断が早い
材質・形状材質、サイズ、重量、写真または図面熱処理、溶接、曲げ、ねじ、圧入、摺動部の情報
処理条件希望処理名、膜厚や後処理の有無現行仕様、顧客指定、代替処理を検討できる範囲
品質条件外観基準、検査資料、環境資料の要否過去不具合、限度見本、検査頻度、梱包条件
取引条件数量、希望納期、継続性年間数量、量産開始時期、支給材や納入形態

相談文の例

そのまま使える問い合わせ文例

調達、設計、生産技術のどの立場でも使えるように、状況別に文面を分けています。空欄のままでも、分からない項目として送れます。

図面がある場合

表面処理の外注先を探しています。
図面を添付しますので、処理可否と見積前に必要な追加情報を確認したいです。

材質:
希望処理:
膜厚・後処理:
数量:
希望納期:
品質資料の要否:
特に確認したい点:

図面がなく、写真や現物から相談する場合

図面はまだありませんが、写真と概略寸法から表面処理の相談をしたいです。
処理候補と、見積に進むために必要な情報を教えてください。

用途:
材質の見込み:
概略サイズ:
数量:
使用環境:
現物または写真で分かる懸念点:

現行業者から移管したい場合

現在処理している部品について、外注先の変更を検討しています。
現行品との差分が出ないように、比較に必要な項目を確認したいです。

現行処理:
変更理由:
数量:
現行品サンプルの有無:
検査成績書の有無:
過去不具合:
希望移管時期:

よくある質問

よくある確認事項

図面がなくても相談できますか。

可能ですが、写真、寸法、材質、数量、用途があると初期確認が進みやすくなります。

膜厚が分からない場合はどうすればよいですか。

用途、現行品、組付け条件、顧客指定を確認し、候補を絞るところから始めます。

小ロットでも見積できますか。

処理内容やサイズによります。数量、継続性、希望納期を分けて伝えると判断しやすくなります。

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