処理先が図面から読んでいるのは、実は4つだけ
初期の可否判断で処理先が見ているのは、(1)槽と治具に入るサイズか、(2)その材質に処理が乗るか、(3)どこを処理して、どこを処理しないか、(4)何個あるか。この4つです。図面はその情報源にすぎません。
つまり、この4つが別の形で伝われば、図面がなくても初期相談は進みます。写真と、メジャーで測った概略寸法で足ります。
見積の準備
図面がなくても、写真、概略寸法、材質の見込み、用途、数量があれば初期相談は進みます。処理先が最初に見ているのは、入るサイズか、材質に乗るか、どこを処理するか、何個か。この4つです。

この処理の基本
初期の可否判断で処理先が見ているのは、(1)槽と治具に入るサイズか、(2)その材質に処理が乗るか、(3)どこを処理して、どこを処理しないか、(4)何個あるか。この4つです。図面はその情報源にすぎません。
つまり、この4つが別の形で伝われば、図面がなくても初期相談は進みます。写真と、メジャーで測った概略寸法で足ります。
全体が分かる1枚、大きさが分かる1枚(定規やスケールを一緒に写す)、穴やねじが分かる1枚、外観面が分かる1枚、処理したくない箇所に印を付けた1枚、現行品の錆や不具合がある場合はその1枚。この6枚があれば、たいていの初期判断は付きます。
スマートフォンで十分です。きれいに撮る必要はありません。大きさと形状と、どこが問題なのかが分かれば良いのです。
材質が分からない、膜厚の指定がない、現行が六価か三価か分からない。それでも構いません。「分からない」と書いてあれば、処理先はそこから確認を始められます。
危険なのは、空欄のまま出すことです。処理先は空欄を「指定なし=標準でよい」と読みます。あとで「思っていたものと違う」となる原因は、たいていここにあります。
確認する項目
図面の代わりに、処理可否を判断する材料を揃えます。
| 観点 | 曖昧なままだと起きること | 候補先に伝える情報 |
|---|---|---|
| 写真 | 形状と外観面が伝わらず、治具の設計も判断できない。 | 全体、大きさ、穴・ねじ、外観面、処理不要箇所 |
| 概略寸法 | 槽に入るか、治具に掛かるかが判断できない。 | 最大外形、重量、板厚(メジャーで十分) |
| 材質 | 材質で処理可否と前処理が変わる。鉄かアルミかでも別。 | 材質の見込み、磁石が付くかどうか、現行品 |
| 用途と使用環境 | 防錆と外観の要求が決まらず、処理の候補も絞れない。 | 屋内か屋外か、どこに組み付くか |
| 数量 | バレルかラックか、単価の桁が変わる。 | 初回数量、継続の見込み |
| 困っている点 | 何を解決したいのかが分からず、提案ができない。 | 現行の不具合、錆、コスト、納期 |
チェックリスト
全体写真と、大きさが分かる写真(スケールを一緒に)
穴・ねじ・外観面が分かる写真
処理したくない箇所に印を付けた写真
最大外形と重量(概算でよい)
材質の見込み(磁石が付くかどうかでも手がかりになる)
使用環境、数量、困っている点
すべて埋めてから相談する必要はありません。未確定の項目は「未定」「現行品に合わせたい」「顧客指定を確認中」と書けば十分です。 空欄にするより、分からない項目として共有した方が、処理可否と追加確認を早く切り分けられます。
相談文の例
そのままコピーして、図面や写真を添えて送れる文面です。
図面がまだありませんが、相談させてください。写真を6枚添付します(全体/大きさ/穴・ねじ/外観面/処理したくない箇所/現行の不具合)。概略寸法は◯◯×◯◯×◯◯mm、重量は約◯kg、材質は◯◯の見込みです。用途は◯◯で、屋◯で使います。数量は初回◯個。困っているのは◯◯です。処理の候補と、正式見積に進むために必要な追加情報を教えてください。
よくある質問
概算の相談はできます。ただし正式見積と量産では、処理範囲や膜厚の指定が要るため、最終的には図面か、それに代わる仕様の合意が必要になります。
全体、大きさが分かるもの(定規を一緒に写す)、穴やねじ、外観面、処理したくない箇所、現行の不具合。この6枚でたいていの初期判断は付きます。
分からないと書いてください。磁石が付くか、現行品があるか、どこから調達した部品かといった情報でも手がかりになります。空欄にすると、処理先は標準の材質を前提にします。
送れるなら早いです。特に、色調や錆の状態は写真では正確に伝わりません。現行品が1個あるだけで、確認の往復がかなり減ります。
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