よくある質問 ・ 表面処理の基礎

前処理は処理先に任せてよいですか

結論

工程としては任せますが、素地の状態と情報は発注側が用意します。前処理(脱脂・酸洗・ブラスト)の良し悪しが仕上がりを左右するので、素地に油・錆・スケール・離型剤が残っていないか、材質は何かを伝えることが、結果的に密着や防錆の品質を決めます。

前処理は仕上がりの土台

前処理は、めっきや塗装の前に、素地の油・錆・スケールを落とし、皮膜が密着する状態を作る工程です。ここが不十分だと、どんなに良い処理をしても剥がれや密着不良になります。塗装剥がれやめっき不良の原因の多くは、前処理・素地にあります。

工程そのものは処理先が行いますが、素地がどんな状態で持ち込まれるかで、前処理の効きは変わります。

発注側が用意する情報

処理先が適切な前処理を選べるよう、材質、前工程で付いた油や離型剤、加工でできたバリやスケール、錆の有無などを伝えます。特に、鋳物の巣、溶接部のすき間、深穴など、前処理が届きにくい箇所は事前に共有します。

「前処理はそちらで」と丸投げするより、素地の状態と材質を伝える方が、結果的に良い仕上がりになります。素地を清浄に保って持ち込むことも、品質に効きます。

確認ポイント

相談・判断の前に見ておくこと

材質と、前工程で付いた油・離型剤の情報を伝えたか

バリ・スケール・錆・鋳巣の有無

前処理が届きにくい形状(深穴・すき間)はないか

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