よくある質問 ・ 表面処理の基礎

表面処理は錆を防ぐための処理ですか

結論

防錆は主要な目的の一つですが、それだけではありません。表面処理には、防錆のほかに、外観(色・光沢)、硬さ・耐摩耗、寸法出し、導通・絶縁、摺動性など、さまざまな目的があります。何のための処理かで、選ぶ処理が変わります。

目的は大きく4つある

表面処理の目的は、おおまかに「防錆(腐食から守る)」「外観(色・光沢・質感)」「機能(硬さ・耐摩耗・導通・絶縁・摺動)」「寸法(摩耗した部品の寸法出し)」に分けられます。防錆はこのうちの一つで、表面処理=防錆、ではありません。

たとえば、硬質クロムめっきは硬さ、アルマイトは硬さや外観、無電解ニッケルは耐食と硬さ、というように、処理ごとに得意な目的が違います。

目的から処理を選ぶ

だから処理を選ぶときは、まず「何のために処理するのか」を決めます。防錆なのか、見た目なのか、硬さなのか、複数を兼ねたいのか。目的が決まれば、候補の処理が絞れます。

逆に、処理名だけを先に決めてしまうと、目的に合っていないことがあります。防錆が要るのに外観目的の処理を選んでいた、というずれを避けるため、目的から入ってください。

確認ポイント

相談・判断の前に見ておくこと

求めるのは防錆・外観・機能・寸法のどれか(複数か)

その目的に対して、処理名が合っているか

複数の目的を一つの処理で兼ねられるか

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