よくある質問 ・ その他の処理

硬質クロムめっきで寸法を出せますか

結論

できます。硬質クロムは厚めに付けられるため、摩耗や加工で減った寸法を盛って戻す「寸法出し」に使えます。ただし付けたあとに研磨で仕上げるのが前提で、めっきしたままでは正確な寸法になりません。研磨代を見込んだ膜厚と、工程分担を決めます。

盛って、研磨で仕上げる

硬質クロムめっきは厚く付けられるので、摩耗した軸や、加工で削りすぎた部品の寸法を、めっきで盛って回復させることができます。ロールや金型、油圧ロッドの補修・寸法調整でよく使われます。

ただし、めっきしたままの表面は正確な寸法・面粗さになりません。狙いより厚めに付けてから、研磨で目標寸法に仕上げるのが基本です。だから「めっきだけで寸法が出る」わけではありません。

研磨代と工程分担を決める

寸法出しでは、仕上げ研磨で削る分(研磨代)を見込んで膜厚を決めます。この膜厚の設定と、めっき後の研磨を誰がやるか(処理先か、別の研磨業者か、自社か)を先に決めておきます。

仕上げ寸法、公差、面粗さ、研磨の分担を図面や相談で明確にすると、手戻りなく寸法を出せます。厚く付けるほど時間とコストもかかるため、必要な膜厚を処理先と相談してください。

確認ポイント

相談・判断の前に見ておくこと

仕上げ寸法・公差・面粗さの指定

研磨代を見込んだ膜厚になっているか

めっき後の研磨を誰が行うか(工程分担)

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