よくある質問 ・ その他の処理
アルマイトで寸法はどれだけ増えますか
結論
アルマイトは母材のアルミを酸化させて皮膜を作るため、皮膜の厚みのおよそ半分が外側に成長し、残り半分は母材側へ食い込みます。片側で皮膜厚の約半分ずつ寸法が動くのが目安ですが、正確な値は処理条件で変わるため、はめあい部は処理先に確認します。
皮膜は「盛る」のではなく「置き換える」
めっきが素地の上に金属を盛るのに対し、アルマイトは母材のアルミ自体を酸化させて酸化皮膜に変えます。このため皮膜は、外側に成長するぶんと、母材を消費して内側に食い込むぶんの両方を持ちます。
目安として、皮膜厚のおよそ半分が外側へ、半分が内側へ向かいます。たとえば片面に10μmの皮膜なら、外形は片側で約5μm増える、という見当になります。両面あれば直径や板厚はその倍動きます。
はめあい・ねじでは無視できない
数μm〜十数μmの変化でも、精密なはめあい部やねじでは効いてきます。穴は小さくなり、軸は太くなり、ねじは通りにくくなります。硬質アルマイトは皮膜が厚いぶん、寸法変化も大きくなります。
公差の厳しい部位は、アルマイト後の寸法で管理するのか、マスキングして処理しないのかを図面で決めます。処理してから「はまらない」となると、母材から作り直しになります。
正確な値は条件で変わる
実際の寸法変化は、皮膜厚、アルミの合金種、処理条件(普通アルマイトか硬質か)で変わります。ここで示したのはあくまで見当です。公差がシビアな部品では、狙いの皮膜厚と、はめあい部の許容を処理先に伝えて、事前に見込みを確認してください。
確認ポイント
相談・判断の前に見ておくこと
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普通アルマイトか硬質アルマイトか(皮膜厚が違う)
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はめあい・ねじなど寸法がシビアな部位はどこか
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その部位を処理後寸法で管理するか、マスキングするか
詳しく知る
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