よくある質問 ・ クロメート・後処理

図面に「化成処理」とだけ書いてあります。何を確認すればよいですか

結論

「化成処理」は総称なので、それだけでは処理が特定できません。素材(アルミか鉄か亜鉛めっき面か)、目的(防錆か塗装下地か)、クロムの可否、色や外観の要求を確認します。素材と目的が分かれば、処理先が適した化成処理を提案できます。

「化成処理」は一つの処理名ではない

化成処理は、薬液で表面に皮膜を作る処理の総称です。アルミのクロメート/ノンクロメート、亜鉛めっき後のクロメート、鉄のリン酸塩処理(パーカー処理)など、素材と目的で中身がまったく変わります。

だから図面に「化成処理」とだけあると、処理先は何を指しているのか決められません。まず素材と目的を確定させる必要があります。

確認する順番

最初に素材です。アルミなのか、鉄なのか、亜鉛めっきの上なのかで、使う化成処理が変わります。次に目的です。それ自体で防錆したいのか、塗装の下地なのかで、求める皮膜が変わります。

そのうえで、クロムの可否(環境対応)、色や外観の要求、上に塗る塗料があればその種類を伝えます。ここまで分かれば、処理先が具体的な化成処理を提案できます。

古い図面の呼称に注意

古い図面では、特定の商品名や社内呼称が「化成処理」として残っていることがあります。現行品のサンプルや過去の実績があれば、それを基準にすると確実です。

呼称の一致より、素材・目的・要求性能の一致を優先してください。言葉を合わせても、中身がずれていては意味がありません。

確認ポイント

相談・判断の前に見ておくこと

素材はアルミ・鉄・亜鉛めっき面のどれか

目的は単体防錆か、塗装の下地か

クロムの可否、色・外観の要求、上塗り塗料の種類

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