規制と適用範囲
六価クロムの規制と、まだ六価が必要とされる場面
六価クロムは各国の規制で制限されていますが、あらゆる製品で一律に使えないわけではありません。適用される指令、仕向け先、用途、適用除外の有無で判断が変わります。一方で、扱える処理業者が減っているという現実的な制約もあります。
確認する項目
六価が使えるかを判断するために確認する場所
「六価は禁止」という一言では判断できません。どこを見れば可否が決まるのかを分けて確認します。
| 確認する場所 | 見るもの | 判断がずれると起きること |
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| 製品カテゴリ | 電気電子機器か、自動車か、産業機械か | 適用される指令が変わる。前提を間違えると設計ごと巻き戻る |
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| 仕向け先 | 国内向けか、EU向けか、その他か | 同じ部品でも輸出先によって可否が変わる |
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| 顧客基準 | グリーン調達基準、禁止物質リスト、顧客指定 | 法規制上は可能でも顧客要求で不可になることがある |
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| 適用除外 | 対象となる指令に適用除外の規定があるか | 使えるはずの用途を自主的に諦めてしまう |
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| 処理先 | 六価に対応できる設備を持つ業者があるか | 仕様は決まったのに、処理できる先が見つからない |
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| 代替の成否 | 三価や他処理で実部品の要求を満たせるか | 試験片では通り、実部品で錆びる |
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すべて埋めてから相談する必要はありません。未確定の項目は「未定」「現行品に合わせたい」「顧客指定を確認中」と書けば十分です。 空欄にするより、分からない項目として共有した方が、処理可否と追加確認を早く切り分けられます。
相談文の例
六価の可否を確認するときの相談メモ
そのままコピーして、図面や写真を添えて送れる文面です。
六価クロメートの採用可否を検討しています。最終製品の仕向け先と製品カテゴリ、顧客のグリーン調達基準を共有します。三価で満たせなかった要求と、その根拠になった不具合の状況も併せて伝えますので、代替案と、六価を選ぶ場合の処理先の見通しについて相談したいです。