選び方

防錆処理の選び方:屋内外・外観・量産性で考える

防錆処理は「錆びにくくしたい」だけでは決まりません。使用環境、部品機能、外観、量産条件を分けて、 電気亜鉛めっき、カチオン電着塗装、塗装系の候補を整理します。

判断の軸

防錆処理の4つの判断軸

確認

使用環境

屋内、屋外、湿気、沿岸、薬品、摩耗の有無を分ける

確認

部品機能

ねじ、圧入、摺動、導電性、接地、後加工の有無を確認する

確認

外観要求

色、光沢、ムラ、治具跡、限度見本、上塗り有無を決める

確認

量産条件

数量、ロット、納期、検査資料、梱包、移管時期を整理する

用途から候補処理を絞る簡易マトリクス

最初から一つに決めず、使用環境と部品機能に対して候補を並べ、外注先へ確認する論点を作ります。

選定の比較
条件
電気亜鉛
カチオン
塗装系
小物・ねじ
膜厚と組付けを確認
形状次第で相談
外観優先なら候補
防錆下塗り
用途次第
量産性と塗り回り
上塗りで調整
色・意匠
後処理色を確認
黒色下地を確認
色指定に強い
防錆処理の候補を用途別に整理するサンプル部品のイメージ

使用環境、部品機能、外観、量産条件を分ける

屋内外、ねじや圧入、色調、納期などの条件を分けることで、防錆処理の候補を比較しやすくなります。

使用環境部品機能外観量産条件

工程の流れ

相談内容から候補処理を並べる

相談内容候補確認点
小物金属部品の防錆電気亜鉛めっき膜厚、クロメート、白錆、ねじ部
防錆下塗りと量産安定カチオン電着塗装ワークサイズ、吊り方、上塗り
色と意匠塗装系下地、防錆要求、色、焼付温度
現行処理からの変更移管前比較現行品、検査基準、過去不具合

使用環境から考える

使用環境から追加確認を作る

環境が曖昧なまま処理を選ぶと、過剰仕様か不足仕様になりやすくなります。まず使用環境の言語化から始めます。

使用環境候補の考え方追加で確認すること
屋内・短期防錆電気亜鉛めっき、塗装系膜厚、外観、保管、梱包
屋外・湿気あり仕様確認の上で候補比較耐食要求、上塗り、白錆、顧客承認
複雑形状・袋形状カチオン電着塗装塗り回り、液抜け、吊り跡
色指定・意匠面塗装系、黒色後処理色見本、限度見本、外観面

関連ページ

候補別に確認する